第6回公演 『 52 ヘルツの 鯨 』

あらすじ

 

孤独に音色があるとすれば
深い碧に溶けた
52Hzの歌声なのだろうと
ひとりになった僕は、
そっと考えた ―
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とある田舎で暮らす男、鯨井洋壱。
彼は元銀幕のスターだった。
瞬く間にスターダムに上り詰め、人気絶頂の時に結婚。子宝にも恵まれ、彼の人生は順風満帆かに見えた。
ところが、突然の離婚。そして引退・・・。
一切の取材に応じず、憶測だけが実しやかに囁かれた。
それから12年。
テレビ番組の撮影クルーが彼の元へと訪れる 
その時何があったのか?そして空白の12年を白日の下にさらけ出そうと言うのだ。
彼は今、一匹の鯨を探していた。 
52Hzと呼ばれるその鯨を、彼は12年間ずっと探し続けているのだ。
鯨の可聴域をはるかに超える52Hzの歌声を持つ鯨。
深海に響く52Hzの歌声は、誰に届く事もなく深い蒼に静かに溶けていく。
その声を、彼は探していた。
洋壱に相手にもされないクルーは、無理やり彼が間借りしている居酒屋『すみ』に泊り込む事に。
奇妙な共同生活が始まる。
そこへ、突然洋壱の別れた妻が現れる。
いつものように『すみ』に集まる幼馴染たち。
今の彼の日常の中で、徐々に彼の12年間が明らかになっていく。
世界一孤独な歌声は、彼に届くのだろうか・・・?

[出演]
◆~オンリーバージョン~

室谷 康博 Mami Sue(マミ・スー)
佐藤 学二 河野 直樹 吉田 美穂

岡田 コセ 渡邉 はこ 赤松 佳奈
木下 雅之 長田 大史  神 睦高

~ロンリーバージョン~

室谷 康博 Mami Sue(マミ・スー) 松本 麻実 河野 直樹
小俣 実優 岡田 コセ 渡邉 はこ
赤松 佳奈 木下 雅之 長田 大史

神 睦高

 

[スタッフ]

[作・演出]   守富 龍人
[舞踊演出・振付]神 陸高  
[舞台監督・美術] てちゅん (株)Legs&Loins
[舞踏監督助手] 福元大介 
[照 明]    鈴木 健司、庄司若菜(LUPO) 
[音 響]    林 直人(ムツキカっ!!)
[宣伝写真]   森谷 修(ForestvalleyStudio)
[映像撮影]   久保田 雅彦
[公演写真]   荒木英二
[制作・宣伝美術]黒田 貴子(ムツキカっ!!)
[企画・主催]  Mutsuエンターテイメント企画 

 

■日時:2016年11月23日(水)~27日(日)
■会場:劇場HOPE 
■公演回数:8回(定員65名)
■チケット(全席自由)
前売通し券(A・Bセット) 6,000円
前売 一般    3,500円 
学割(25歳以下) 2,500円
当日       3,800円
リピーター割  3,000円
■上演時間: A公演 1時間40分 B公演 1時間25分

 

同じ世界でオンリーバージョン、ロンリーバージョンと二つの異なる結末を持つ2作品を上演した、意欲作。