番外公演 ショートオムニバス集 『 色んなはなし 』

劇団公演録

新劇団員加入に伴い、演出、出演等にこだわらず新劇団員中心で創作し30分の小作品4本をオムニバス形式で上演。

 

日時:2017/04/21 ()2017/04/23 (
会場:新宿眼科画廊 
公演回数:5回(定員40名)
チケット(全席自由)
前売 一般    2,000 
学割(25歳以下)1,800
当日       2,300
タイムテーブル
 422日(金)1900
 423日(土)14301830
 424日(日)14301830
上演時間: 約120分(途中 休憩あり)


『花見化鳥』


作者:来垣温太 / 演出:長田大史
脚本提供:やぶれ金魚 / 振付:大島愛
原作:やぶれ金魚の宵桜
キャスト:植村せい 、葛たか喜代、大島愛

 

1
女が2人
やぶれかぶれの金魚鉢
浮きつ沈みつ人の世の
浮草模様の水面下
櫛で梳かしたおろし髪
夜露に濡れた肩に落つ
薄く引いたる紅の色
月に揺らめく
花見化鳥

『かわうそ』


原作:向田邦子
演出:守富龍人
キャスト:黒田貴子

向田邦子の代表短編小説。
堕落、不倫、殺意、欲望・・・といった、不道徳、
一番書いてはならない大人の悪を
鋭く正面から堂々と切り取った世界。

物語の中でおどける厚子は、本当に可笑しくてかわいい。
そして底なしに邪悪。
女はだれしもそうかもしれない。
私と地続きの、その悪を演じてみたいと思う。

 

『打鐘』


作者:朝日文左 / 演出:岡田コセ
キャスト:岡田コセ、佐藤学二

バンクにラスト1週を告げる打鐘(ジャン)が鳴り響く。
スタンドが異様な熱狂に包まれる――
キャバクラのキャッチ、自分で選んだ道のはず。
しかし、そこには絶えず何か大きなモノが纏わり付き
自問自答を強いられるも、次の一歩を踏み出せないガク。
暗く悲しい過去をひきづるように屋台をひくサブ。

誰にでもある忘れることのできない出会いを経て、
サブの想いはガクに届くのか、サブの過去を知ったガクは……
いま二人の打鐘が鳴る。

『散華譚 -sametan-


作者:守富龍人 / 演出:神 睦高
キャスト:赤松佳奈、松本麻実、渡邉はこ

とある高所に集まる女性3人。
どうやらそこから飛び降りるつもりのようだ。
しかし、どうでも良い事を気にしてなかなか飛び降りない。
まさに崖っぷちの人間模様。
一体3人は何の為にそこから飛び降りるのか?
死を目前に、生きていると言う事を声高に叫ぶ。